氷穴の氷の池!


◇氷の池

洞内の一番深いところに氷の池がございます。この氷の池ではその昔、氷を切り出して保管し、冷蔵庫がなかった時代には熱病などの対策として医療に用いていました。現在では、四角く切り出した氷を昔のままに再現して展示しています。
注(ここ十数年来地球温暖化が進み、平均気温が上がった為、昔のようには氷はできず、万年氷も徐々に減りはじめています。)


◇江戸時代の氷の献上
江戸時代には、ある奉行様がお殿さまから富士の洞窟の氷を運ぶよう指示されたという書物が残っていますが、それがこの洞窟かどうかは定かではありません。しかし、街道沿いでしかも氷が一年中ある洞窟は他にはない為、氷穴ではないだろうかと云われています。
何年か前にニュースステーションのなかで、本当に氷が溶けずに江戸まで運べたのだろうかという企画を設け、夏の暑い時季に馬の変わりにバイクを使い(馬の速さで)スタジオまで運んだことがありましたが、その氷はスタジオまで運ばれました。氷は小さくなっていましたが、運んだ氷もバイクの荷台に積める程度ということを考えれば、道がアスファルトになり、平均気温が上がった現代でも氷は溶けないで東京まで運べることが実証されたわけです。
 

 

   
   


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