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<< あるセールスマンの一日・・ | main | いろいろと・・・・・・・。 >>
あるセールスマンの一日・・完結
これはある日本のトップ企業のセールスマンが体験した 過酷な一日を記録した物である。
それは『富士登山』をしながら各山小屋に挨拶し、薄い空気による高山病&自己の体力と戦いながら過ごした・・・感動の物語。
今回の目的は八合目(海抜3000m)に設置した、生ビールサーバーの点検とすべての山小屋への挨拶(営業)と焼印を集める事でスタートした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私も経験した事がないほどの 強風!!
改めて 富士山における「強敵」の出現に お鉢めぐり(火口一周)は断念せざるをえなかった。富士山頂で今まで記録した最大風速は91m(S41年の公式の記録) もちろん日本一である。
通常、15mの風速で人が立っていられないと言うから、想像すらできない。

・・・で・・・無念の涙をこらえて下山を開始するが・・・
セールスマンをさらなる悲劇が・・・・。 果てしなくつづくジグザグの下山道。その赤茶けた溶岩砂礫。そして 襲ってくる強風&顔面に当る小石のツブ。ああなんと言うこと・・・・・。 
セールスマンの足はいつしか ガニ股に!!!
 

それは、悲劇とも言えるだろう。はてしなく続く 溶岩砂礫のジグザグの下山道!相変わらずの強風で カーブを曲がるたびに 風向きが変る。
顔面を 風に煽られた溶岩の小石が休む間がなく叩きつける。
風から 顔をそむけると 小石が耳に当る。誰かに耳たぶをかじられて(ここち良い感じもあるが?)いるような。後ろから 吹き付けられると 一気に歩幅が 大きくなる・・・・・が 膝に負担がかかる。
セールスマンは慎重に歩を進める。・・・ガニ股だが。その道中は 気が遠くなるほど・・・・・先は長い! 登山道とは違い、下山道は 先がすべて 見えているだけに つらさは本人のみが知る!!
私の黒い登山靴も 砂礫でなんと真っ白になってしまった。
いつしか、ア○ヒの旗は 風でボロボロになり、古びた日章旗(もともと日章旗だが)へと変っていった。そして、顔面砂だらけ・強い日差しの中を上着はフリース・なぜか防寒用のオーバーズボンを脱ぐ事も無く、頭にタオルを巻き・アサヒスーパードライのスポーツタオルを首に巻きつけ、転んだときにケガするから軍手をしろと言う 私のアドバイスを聞かず 膝をガクガクさせながら・・・・その風貌は まさしく 元日本兵が 某国から帰還する?? そのものであった!!

思わず、私が敬礼し・・・軍曹お帰りなさい・・・ と言うと
セールスマンは・・・・・恥ずかしながら 帰ってまいりました。
と返答した!!
もちろん、道中はやっと半分ほどの距離のときだったが・・・・。
弊社まで戻り、日帰り温泉の入浴券をプレゼントした。
背広に着替えて 挨拶に来たとき、 
・・・・・また、登ろうゼ・・・・と言う私に もう二度とイヤだと言う心が 顔にありありと出ているのに
・・・・ええ、また お願いします。 と 心とまったく反対の言葉を話した・・・・・7月15日の時刻は午前11時半になろうとしていた。
・・・・・・・・・・完・・・・・・・・・・・
当社の事務所(2F)への階段がつらかったと、嘆くセールスマンであった。
| 実録!富士登山 | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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